「介護タクシー開業の流れ」についての質問

私の場合になりますが

①雇用保険のキャリアアップに応募して、「介護職員初任者研修」を受講(4ヶ月コース)しまして資格を取得しました。雇用保険に伴う受講ですのでテキスト代・受講保険料等の費用で済みました。当然受講に関しましては、カリキュラムに伴う受講単位や実務実習(実際の介護施設等にて)を終了した後に、終了考査試験(ペーパー&実技)があり、合格にて修了証明書が発行されます。

 

②上記受講中に後々の事も考えて(この時点では介護タクシー開業は考えていませんでしたが)普通自動車二種免許の取得にも挑戦しました。

自動車学校の受講ですと確実ですが、時間も費用(25万円ほど)もかかりますし、開業を念頭にしていませんので絶対に必要でもありませんでしたので、運転センターでの一発試験に挑みました。

学科試験(合格すれば1年間有効)、毎回⇒適性検査・実施試験(場内運転試験合格後→路上運転試験)という流れで4回目にて合格しました。費用は1回7,500円程度でしたので30,000円ほどで済みましたが、合格後の安全講習受講が必須で2日間で35,000円程かかりましたが、自動車学校受講に比べ20万円程安く済みました。

 

その後は、福祉施設の送迎ドライバー経験を積みながら、独立開業の準備を進めました。

事務所・車両・駐車スペース・事務用品・チラシ・ユニフォーム・その他いろいろ準備が必要ですが、許認可事業なのでその部分が複雑で時間を要しました。

 

実際に福祉タクシー開業するにあたり簡単に考えていましたが、上記写真にもありますように手続きが大変でした。さすが御役所仕事に伴う書類提出&複雑さと時間経過の長さにはビックリでした。

許認可申請も行政書士等にて依頼すれば楽なんでしょうが、費用が10~20万円程と聞きましたので、自分で手探り状態進めました。なかでも、事業計画申請書類提出後にて法令試験・事情聴取などもあり合格しないと次に進めません。

 

自動車の「二種免許学科試験」を含めて、「一般乗用旅客自動車運送事業(福祉運送事業限定)法令試験」に関する参考書もありませんでしたので、ネットで調べ、ユーチューブ等で検索動画等で学習しながら挑戦(経費節減)しましたが何とかなりました。

 

介護タクシー開業に関してですが、本業としてしっかりと稼ぎたい場合は、複数人・複数台で運営しないと固定客対応と単発依頼対応は難しいと思います。又、複数人・複数台での事業計画の場合は固定費が増えます。よつて稼働率が重要となりますのでしっかりと関連各所への営業、個人客への周知をしっかり行う必要があります。

(一人で一台の運行だけですと、1日に稼働できる回数は限られてしまいますし、体調不良で運行不可が生じた場合の固定客への対応が難しくなります。又、病院受診における送迎依頼の場合、帰りの時間がズレる事も想定すると他の依頼も受けにくくなるケースが発生します)

 

福祉関連業界は昔から言われるように、低賃金業界ですから(最近は改定が進んでいますが…)それに関連する職種も厳しい状況だと思ってください。ただ、人口の高年齢比率増大に伴い需要が益々増えてるのも事実です。

(一般タクシーや路線バスの運転手不足は社会問題となっています。そこで、二種免許を取得していない一般人に臨時的なタクシードライバーとしてしまうのはいかがかと思いますが。業として人の命を左右するドライバーに一定の技量チェック無しの制度ですから疑問が残ります)

 

よって、定年退職後のセカンドライフとしてボケ防止&年金補助程度の内容で私は行っていますが、40~50代で本業として取り組むのであれば、しっかりとした開業準備とコネ作り(病院・介護施設・ケアマネジャー等)を整えてからでないと、割に合わなくなるケースを多々耳にします。

 

その点をふまえて、開業に伴う流れを詳しく聞きたい方は、無料で個別アドバイス対応いたしますのでお気軽にお声がけください。